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2008年10月

トウキョウソナタ

昨日観たのは【トウキョウソナタ】 テレビだったか雑誌だったか忘れてしまいましたが、紹介されていてちょっと興味を持った作品です。

仕事に没頭する毎日を送っている平凡なサラリーマンの佐々木竜平(香川照之)は、ある日突然、長年勤め上げた会社からリストラを宣告されてしまう。一方、世の中に対して懐疑的な心を持っている長男・貴(小柳友)は家族から距離を置くようになり、一家のまとめ役だったはずの妻・恵(小泉今日子)にも異変が起き始めていた・・・・設定はこんな感じです(MOVIX紹介文より) 余談ですが、MOVIXの作品紹介ページを見ると、あらすじとサンプル画面で物語のラストが読めてしまいます。 実際、僕の思ったものと大差ないラストで映画は終わりましたw

それでは感想です・・・・・・・・・・・うーん、つまんないw 自分がまだ家族を築いておらず、また自分が子供として育った家族がこれほど見事な崩壊をしていないため、作品にシンクロできなかったのが原因かもしれません。映画の前半、普通の家族がちょっとしたきっかけ(リストラはちょっとした、ではないですけど)からゆっくり崩壊していく様子は見事に描いていると思いました。そういうつもりで言ったわけじゃないのに受け取るほうは(心に負い目がって)悪いように受け取ってしまう言葉によって、また暴力描写がほとんどないまま静かに崩れていく家族の様子を見せつけられるとちょっと恐怖を感じますね。ま~た結婚する気が遠のいたよw 映画の後半はちょっとシュールというか抽象的すぎる印象が強くなってしまい、前半以上に映画から取り残された感じを受けました。ラストでは家族の絆が再生する兆しを見せているけれど、僕には全然どん底に思えました。たとえるなら、-1000点に0.5点加えても全体的にみれば全然マイナスでしょ?そんな感じです。小泉今日子の”疲れた妻”っぷりが悲しいけれど良かったです。あぁ、もうアイドルじゃないのね。劇場で観る価値ですが・・・・・当然なしです。家族を持っている人にはまた違った印象かもね^^

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イーグル アイ

今日観たのは【イーグル アイ】 予告編を見る限り、製作総指揮のスピルバーグの初期の傑作【激突】のような、理由不明の恐怖に翻弄されるゾクゾク感を感じたため興味を持ちました。ホラーでなくスリラーなので観るのに抵抗はありませんでした。

アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る(MOVIX紹介文より) 

感想です。とても面白かったです。特に前半は本当にゾクゾクして、想像以上の展開でとても楽しめました。【ストリート レーサー】など足元にも及ばないカーチェイスシーンもあって個人的には大満足ですw アリアの正体がわかるにつれてゾクゾク感は小さくなりますが、『アリアはどうやって目的を遂行するんだろう?』という別のゾクゾク感が味わえます。観ている最中はその面白さに支配されていたので、ストーリーに関する疑問もほとんど感じませんでした。個人的には観る価値アリです。気になった人は絶対に劇場で。壮絶なアクションシーンとゾクゾク感を感じるには、画面は大きいに越したことはありませんから^^

さて、観ている最中には大きな疑問も湧かなかったんですが、観終わって冷静になるとちょっと気になる点があったので一言。まずアリアの正体ですが、結構早い段階でわかります。”彼”と”彼女”が正体を知る前に、僕たちに正体をばらします。そこから先、上記の”別のゾクゾク感”を味わいたいなら、出来るだけ映画の雰囲気に集中してください。あまり冷静になってはいけません。ストーリーに疑問を感じてしまう可能性があるので映画に集中しましょうw 普通に鑑賞していれば問題ないと思います(なんて書いときながら、次に疑問のひとつを書いちゃうんですけどね・・・) 次に、”彼”が選ばれた理由は納得できるのですが”彼女”が選ばれた理由が”彼”に比べてちょっと弱いように思えました。僕の認識不足かもしれないですけど、なぜ”彼女”は選ばれたのでしょうか?最後に、これは【ゲット スマート】を観た人限定なのですが、アリアの目的が【ゲット スマート】の犯罪者の目的と同じです。しかも手段も酷似しています。そこを気にすると映画の世界にハマれなくなる恐れがあるので注意してください。いろいろマイナスっぽいことも書きましたが、そんな部分が霞んでしまうほど楽しんだ映画でした。

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イキガミ

今日観たのは【イキガミ】 予告を観て、観ようか止めようかギリギリのラインにあった映画です。会社でイキガミの原作を読んでる人がいて、原作は面白いよって言われたのと、会社の中でもイキガミを観たいという人が多かった(といっても二人だけどねw)ので、ちょっと観てみることにしました。

「国家繁栄維持法」で千人に一人の確率で選ばれた18歳から24歳の若者の命が奪われる世界で、厚生保健省の国家公務員・藤本賢吾(松田翔太)は、死亡予告証、通称“逝紙(イキガミ)”を死亡者に配達する仕事をしていた。しかし、死亡する人間の最期の輝きを目の当たりにした彼は、説明しがたい葛藤(かっとう)に苦しみ始める(MOVIX紹介文より) 国家によって公平・平等・合法的に間引き政策が行われている世界のお話です。

感想です・・・・・・・まぁまぁかな。内容は、イキガミを受け取った(受け取るのは死の24時間前)3人の、最後の一日を描いているオムニバス形式といっても良いのでしょうか?でもエピソード3つは多すぎ、または3つ入れたいならもうちょっと時間がほしいように思えました。冒頭で「国家繁栄維持法」の正当性を説明する場面があるのですが、この制度によって若者が命というものを大切に考える結果犯罪率や自殺者数が減少するという理屈はまぁアリとして、GDPが上昇するという理屈はピンと来ず、出生率が上昇するという理屈は全くちんぷんかんぷんでした。僕の理解不足なのかな? エピソードによっては素直に感動できるものや、”涙の強盗”もの(泣かせましょうオーラが全開)もあります。ただ、素直に感動できるエピソードも、話を詰め込みすぎたせいで感動の余韻に浸る間もなく別のエピソードに移ってしまうため『この感動した気持ちをどうすりゃいいんじゃぁ~』 『私の流した涙をどうすればいいのよ~』的な気分にさせられます。残念ですね。さらに物語の大半を3つのエピソードに費やしているため、それらをまとめるハズのイキガミ配達人の物語がすっかすかです。これも残念な点です。そしてラスト・・・・・・・救われませんw まだ連載中の作品の映画化なので、主人公(藤本)の考えに変な方向性をつけてしまって、原作の雰囲気を壊してしまったらマズイという配慮なのかもしれません(原作がどういう構成なのか知りませんけど)が、映画は映画としてこの特異な世界に対する答えを示して欲しかったです。たとえば映画のラストのナレーション、最後に『でも・・・・』って一言加えることでラストのイメージは変わると思うんですけどねぇ。すっかすかなイキガミ配達人の物語も、この一言でちょっとは引き締まるような気がするのですが、他に鑑賞された方はどんなご意見でしょうか?(僕のブログにはあんまり人が来ませんけどw) 劇場で観る価値ですが・・・昨日以上に長い感想ですけど、察してくださいww

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歩いても歩いても

今日観たのは【歩いても歩いても】 以前【しゃべれどもしゃべれども】って映画も観ましたが、全く関係ありません(あたりまえ) 演じている役者にちょっと感じるものがあったので観にいきました。

ある夏の終わり。横山良多(阿部寛)は妻・ゆかりと息子・あつしを連れて実家を訪れた。開業医だった父(原田芳雄 )と昔からそりの合わない良多は現在失業中ということもあり、気の重い帰郷だ。姉・ちなみ(YOU)の一家も来て、楽しく語らいながら、母(樹木希林)は料理の準備に余念がない。その一方で、相変わらず家長としての威厳にこだわる父。今日は、15年前に不慮の事故で亡くなった長男の命日なのだ…。物語の大枠はこんな感じ。ね、面白い組み合わせでしょ?

感想です・・・・・・・・いい、地味に良い。全体の雰囲気は【かもめ食堂】に近いものがあります。なにも起きないしドキドキしないしハラハラしないし涙も流れない。でも、そこに人間の本音と建前、年齢の分だけ背負っている人生の重さというスパイスが加わっているので【かもめ食堂】のようなほんわかした雰囲気だけではありません。時々ダークな空気にもなりますが、最終的には地味に良い映画です。物語の時間は1日。良多が家族とともに帰省して、泊まって実家を離れるまでの時間です。どこの家族にもある帰省の風景ですが、そこで交わされる言葉の中にいろいろな想いが込められています。自分が帰省したときも、こんな類の思いが込められているのかなぁ・・・・全然気付かないですけどね(映画の場合、注目して欲しい場面を意図的に見せることが出来る、また鑑賞者は擬似の四次元的視野から物語全体を俯瞰して捉えられるので気付きやすい、という特徴もありますが) 【おくりびと】と違って、この映画はセリフ重視。それも画面外で交わされている会話にとても意味があります。画面ばかり注視していると面白さが半減してしまいますよ^^; それにしても、ちなみ役のYOUさんの演技が素晴らしい。もしかして素なんじゃないかと思わせるようなハマリ役。他の役者の演技も見事に引き立ててくれてます。この映画の良さの半分以上は彼女のおかげではないか、と思わせるくらいしっくりきてました。何気ない日常の一部を切り取った、ただただ地味な映画ですが、親が存命な人・子どもを持つ人にはぜひ見て欲しい作品だと思います。映画館で観る価値ですか?久しぶりに長い感想を書いたので察してくださいw ちょっと前に公開されている映画なので、現在の上映館は少ないかもしれません。劇場で観られない人はDVDでの鑑賞しかない(もったいない)ですが、観ましょう^^

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ゲット スマート

昨日観たのは【ゲット スマート】 予告を観て面白そうだな、と感じていました。昨日が初日でレイトショーだったけど、観客は20人ほど・・・・・・大丈夫か? 予告を観る限り、お気楽そうなコメディ映画です。

アメリカ極秘スパイ機関“コントロール”が国際犯罪組織に襲撃され、スパイたちの身元が明るみになってしまう事態が発生。そこでコントロールのチーフ(アラン・アーキン)は、分析官のスマート(スティーヴ・カレル)をエージェントに昇格させ、整形したばかりの美女、エージェント99(アン・ハサウェイ)とコンビを組ませる。ストーリーはこんな感じです(MOVIX照会文より)

感想です。良くも悪くもアメリカンコメディ映画です。そして中途半端。前半こそコメディ映画の雰囲気がしっかり出ていて面白いのですが、後半は中途半端に真面目っぽくなってしまって面白さが1/10に・・・・しかもこの中途半端さでストーリーの中途半端さも際立ってしまうというマイナスの効果も。結局事件解決して無いでしょ、これ? コメディとして最初から最後まで成り立っていれば、その面白さでストーリーが中途半端なことくらい忘れてあげるのにw ま、すべては冒頭のスマートのセリフにあるのでしょうけど・・・・・コメディの質は、どちらかというと前時代(70~80年代)のアメリカンコメディなので、観る人を選ぶかもしれませんね。僕的にコメディの質は問題なかったです、前半だけですけど・・・・・・劇場で観る価値ですか?ナイナイw DVDで充分です。

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容疑者Xの献身

昨日観たのは【容疑者Xの献身】 TVシリーズを見ていない僕ですが、完全に独立した話のようなので観にいきました。

惨殺死体が発見され、新人女性刑事・内海(柴咲コウ)は先輩と事件の捜査に乗り出す。捜査を進めていくうちに、被害者の元妻の隣人である石神(堤真一)が、ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)の大学時代の友人であることが判明。内海から事件の相談を受けた湯川は、石神が事件の裏にいるのではないかと推理するが……。(MOVIX紹介文より)

『この事件の謎を解いても誰も幸せにならない・・・・』このセリフに集約される映画です。悲しい殺人事件です。結末も悲しいですが、この容疑者は罪を償った後絶対幸せになれる、そんなメッセージを含んだ希望あるラストのように思えました。この映画の重要なシーンは前半のある場面、セリフと矛盾する1シーンがあります。気付きやすいと思うので『あれ?』って思った場所は覚えておきましょう。真実が明らかになったときにナルホドねって思えます。そうそう、僕の感想ですが・・・・それなりに面白かったけど、わざわざ映画にする必要あるの?秋の3時間ドラマスペシャルでいいんじゃないの?そんな印象です。でも途中でCM入ったら絶対シラケるなぁ・・・・・ということで、映画化は”あり”ですw 個人的にも集中して観てほしいと思うので、みなさん劇場で鑑賞しましょう。ただし、レイトショーや割引券使って安くしましょう。定価で観る価値は・・・・ナシです。

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